岐阜県多治見市のクリニック・産科、妊婦健診、婦人科、不妊相談

よしひと先生より一言

出産後の避妊について

先月のティティの会でお話しした内容ですが、皆さん興味深く聞いて頂いたので、こちらでも紹介します。
「月経がないうちは妊娠しない=避妊しなくても良い」というのは間違いです。
多くの場合、まず排卵が起きた後に月経が始まります。
出産後の月経の再開は大きな個人差があり、1ヶ月ほどで再開の方もいれば、1年後まだの方もみえます。
月経のないまま、次のお子さんを妊娠というケースも少なくないのが現状です。
このことを是非ご夫婦で認識して頂き、出産後はじめてのセックスから必ず避妊しましょう。
出産後の避妊方法としてコンドームの他、IUD(子宮内避妊リング)の挿入もむいてます。
IUDは、産婦人科で扱う子宮内避妊器具です。避妊効果も高く、妊娠を希望する場合は簡単に外せます。
使用できる条件や注意点がありますので専門医に相談してください。
授乳期間はピルの使用を控えた方が良いですが、月経血量を減らし、月経痛を軽くする働きもあります。
卒乳後の避妊法としてピルも考えてみてください。

2008年07月07日

退院してからご注意を!!

この時期退院したとたん、風邪をひいて寝込んでしまう方がしばしはいらっしゃいます。 
病院内は、温度差も少なく温かいです。日々寒くなるこの時期、一週間ぶりに外気に触れると、寒さにびっくりします。自宅に帰れば、温度変化も大きく急に運動量も増えるので当然疲れやすくなります。また通年より早いペースで様々な風邪が流行っているように感じられます。産後しばらくは免疫力が出産前より低下している(病気にかかりやくすなっている)と心得て、予防に努めましょう。 

2007年12月07日

赤ちゃんの塗り薬

赤ちゃんの湿疹や虫刺されが特に気になる季節です。
赤ちゃんの肌は本当にデリケート。油断するとすぐ赤くなったり・・・心配ですよね。
大切な事は、赤ちゃんが汗をかいたら綺麗に洗い流すこと!!!
この季節なら一日に何度もシャワーをかけてあげたり、濡れたガーゼでそっと押さえるように拭いてあげてください。
皮膚が重なりやすい首や手首、男の子はおちんちんの裏なども、気を付けてあげて下さいね。
寝る時にもたくさん汗をかきやすいので、ガーゼやタオルなどを背中に入れてあげると良いでしょう。
寝付いたら、はずしてあげてください。

=軟膏を塗る時の注意=
(1)患部及びお母さんの手を清潔にする。
(2)軟膏は様々な種類があり、使いかけの物も増えがちです。
   チューブ自体に、症状・塗る箇所を油性マジックで書いておくと良いでしょう。
(3)カビが原因のカンジタは、赤ちゃんにもめずらしい炎症ではありません。専用の治療薬が必要です。
  ステロイドは効きませんし、短時間でお腹や背中の方まで広がってしまう場合もあります。
  軽いおむつかぶれと考え2、3日薬を塗っても回復してこない場合、いつもと少しでも様子が違う
  湿疹だと感じた時は、早めにお医者さんに相談しましょう。
 

2007年08月07日

“葉酸”(ヨウサン)ってご存じですか?

数有るビタミンBの中の一種ですが、妊婦さんには特に必要と近年注目されています。
ただ、日本での歴史は浅く、2000年12月にようやく厚生労働省から妊婦さんへの必要性が報道され、
2001年から母子健康手帳に記載されるようになったばかりなんです。
妊娠する1ヵ月前から妊娠12週まで、葉酸を1日400μg(一般成人の約2倍)摂取すれば、
神経管閉鎖障害児の出生リスクを50~70%軽減することができるとも言われています。
赤血球の合成にも関わっており、貧血を防ぐ作用もあります。そのため、妊娠初期に特に気をつけて摂取してもらいたいのですが、
通常妊娠に気がつくのは、妊娠2~3ヵ月のころ。妊娠を考えている方は、是非、妊娠前からきちんと葉酸を摂取するよう意識した食生活を心がけて下さい。
サプリメントを上手に併用するのも良いでしょう。

お産で入院中の方にアンケートをお願いしております。
医師からクリーンスタッフまでの評価など、丁寧にお答えいただき本当にありがとうございます。より良いクリニックになるよう貴重なご意見を大切にさせていただきます。
また、アンケート用紙の裏に書いていただいた励ましやメッセージは、日々頑張るスタッフの何よりの励みになっています。

2007年07月07日